On sunday

嵐、お酒、ディズニー、日々のこと、などなど

地下鉄に乗って

shima5782006-10-16

試写会に行って来ました。お恥ずかしながら原作を1度も読んだことがありません…。映画が始まる前に、なんと!!岡本綾さんがスペシャルゲストとして登場〜!!全然知らなかったからびーっくり。後ろの方にいたのでよくは見えなかったのですが、オーラが出てましたよー!さすが女優さん。遠目から観てもキレイっす。
本編の感想ですが、過去に戻ったり現在になったりでとても不思議な感じになったのと一緒に、いろいろ考えさせられる部分も多かったです。そして、真次訳の堤さんがなんともグッときて、なにせ終始かっこいいー!!って、ただ堤さんが好きなだけです…(*エ∀エ*)大沢たかおさんもすごい熱演で役に引き込まれました。みちこもよかったなぁ。控えめだけど、芯を強く持っていて際立ってる感じ。常盤貴子さんも凛とした役がとても素敵だった。
籍を抜いてしまうほど嫌っていた父親だったけど、自分の知らないところの昔の父親と出会って「あなたの息子に生まれてよかった」、とてもグッときます。あと、真次とみちこが実は腹違いの兄妹だったと真次がわかったときも泣けたなぁ。岡本綾さんの名演技が光まくってて、あれは誰しもが号泣だと思います。


…私は、自分が生まれる前の両親に特に会いたいとは思わないかな〜。興味がないわけじゃないけど別にいいや(笑)。こういう親子関係じゃないからそう思えるんだと思うんだけど。
映画の中で名著の「罪と罰」が出てきて、真次の上司(?)のおっちゃんが、過去に戻って過去を変えても意味はない、みたいな、過去があるから今がある、みたいなことを言うシーンがあるのですが、ほんとにそう思いました。今まで何度となくできることなら「あの頃に戻りたい」とか「戻って、こうしてたらもっと上手くいってたな」とかいろいろ思う日は多々あるのですが、そういう経験があったからこそ今があるんだなって改めて思った。そして、戻りたいあの頃の自分も、今と同じようにいろんな悩みやイライラとか泣きたいこととかたくさん抱え込んでいたはずってことを忘れちゃいけないと思った。ついつい戻りたい自分を美化してしまって、都合のいいように思い出としちゃうけど、それはきっと間違ってるんだろうな。「戻ったらこうすればもっと成功してた」なんて、ただの自分の思い込みかもしれないし。そうしたから正解ってわけじゃない。むしろ間違ってるのかも。そして、それがたとえ正解だとして、過去の失敗を逃れたとしても、失敗から学んだ貴重な財産を1つ失うことになるんじゃないかな〜って、そんなことをいろいろ思いました。
もし過去に戻ったら、そのときの自分に戻るんじゃなくて、そのときの自分を遠くから傍観してたいな。

…感想が趣旨とずれてしまったような(+∀+;)